今回の旅の大きな目的の一つ、103歳の祖母に会いに。

多少繰り返す話はあるものの、元気に母と普通に会話を交わす様子にはびっくり。最近は目も弱くなって来たので声や音での判断力を鍛える様意識しているという老人ホーム最長老。
なんという前向きさ加減!

流石に油彩は書かなくなったが「絵を描いていると楽しいねえ」と今も趣味の絵を描きながら楽しそうに暮らしている様子。

社会人になったら踵の減った靴を履いてはいけねえ、分相応の格好できちんとした物を身につけなさいetc・・・と魚沼弁で教えてくれた。

世代は大きく違っていたのに、振り返るとそんな説教も違和感を感じずにそういうものかと納得していた。
本質をついた大切な事をそうやって仕込んでくれた祖母。

同じ様に自分も子供や孫に伝えられる様になれたらいいなぁと思いつつ、生きている事が楽しそうなのでもう少し長生きしてほしいと思った。

冬がそこまで来ている鉛色の空の新潟にて。