乃村工藝社でアルバイトをしていた学生時代、クリエイティブ部の社員の方にAXISやアイデアなんか読むのもいいけど、こういったのも眺めとけって書庫から太陽を何冊か引っ張り出してくれた事があった。

振り返ってみると、20歳そこそこの若造には若干地味に感じたものの本質を突いた様々な特集についつい引き込まれていたような気がする。
縁があって手にした特集記事をきっかけに興味を持ったり、専門書とは違う切り口で構成された特集から角度の違う見方の大切さに気付かせてもらったり・・・

間接的かもしれないが、太陽を通じ何気にいろいろな影響を受けていたと思う。

今は廃刊となってしまったが先日の佐原散策中、古書店にて創刊号を発見。こういった雑誌が普通に並んでいるのが佐原らしいとも思いつつ、この土地で出会った事も大切なのだと購入。

90年代、自身に影響をもたらせた太陽の創刊号。
55年前に太陽を創刊させた編集者の想いから今何を感じるか、ページをめくる楽しみが出来た。