週末、撮影現場の帰りに以前から気になっていた街「佐原」に立ち寄る。

水運が主たる流通の時代に栄華をはなったその街は、街並みと共にそこに暮らす方々の文化も一緒に残っている様に感じた。

とはいえ時代の変化に対応しきれないまま当時の贅を尽くした建物が物静かに点在する中、雰囲気のある宿泊施設があり立ち寄り話を伺ってみた。

事業を行うにあたり先ずはよそ者故、事業効率よりもじっくりと時間をかけ地域に馴染む事を大切にしたという。
結果、その土地の文化に溶け込んだ形で宿泊施設として甦った建物は街の魅力を的確に伝えるハブ施設として進化、しっかりと収益を得て建物の維持活用費用も捻出出来ている様子。
どうもここからは色々と学ぶ事が沢山ありそうだ。

多忙な中、とてもいい刺激を頂いた束の間の休息。
2時間ばかりのこんな寄り道、悪くない。